…すでに,次の駒は動き出している…。
quote:RIAAによって著作権侵害で訴えられたニュージャージー州の女性は,RIAAの行為は恐喝であり,米国の暴力排除法違反に当たるとして反訴した。同法は通常,ギャングや組織犯罪に適用される法律。
しかし…。先週火曜日に,追加として名前もわからない人たち500人以上を著作権違反で訴えたRIAAもかなり笑えるが,それに対してあなたたちのやり方はギャングと一緒だと逆に訴えるこの女性も笑える。つまるところ,どこにも真剣に討議すべき罪などはない,と考えたい。この女性を批判したい人たちの云うことはわかるが,だがよく考えると,どっちもどっち,ぃゃ,RIAAの行動に女性が合わせただけに過ぎない。100年ぐらいあとには,ただの笑い話ですませられるようなやりとりをしているだけなのだ。ガキのケンカのレベルなのである。
RIAAに協力するものはすべて悪である,それは,ペプシだろうがアップルコンピュータであろうがすべて同じ,という雰囲気が,すでにできている。iTunes ミュージックストアは,いままでの常識を覆す新しい常識と認識されてきたが,スーパーボウルのCMでRIAAに屈した情けない小売り店舗に落ちた。アップルのブランドも,すでにガタ落ちだ。いい流れで欧州や日本で開始できると思ったが,すでにそのアドバンテージはない。そして,もうひとつのナップスターも,ヒューレット・パッカードがiTunesに流れてしまったことで,役員の離脱など,ごたつきがみえてきている(SiliconValley.comの記事)。このままでは両方とも日本で開始される前に,興隆は静まりそうだ。まぁもともと,次へのつなぎでしかなかったのは確かだけど。次がどんなものになるか,もう一度きちんと考えて,おかなくちゃネ。
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